<千住で聴く世界の音楽>第10回『小泉文夫と民族音楽の世界』
あなたは小泉文夫を知っていますか。東京芸術大学、そして日本を代表する民族音楽学者として世界を駆け巡り、音楽文化の豊かさを語りつつ、西洋音楽一辺倒だった戦後日本の文化に風穴をあけた小泉。その早すぎる死から三十年余り、今なお…
あなたは小泉文夫を知っていますか。東京芸術大学、そして日本を代表する民族音楽学者として世界を駆け巡り、音楽文化の豊かさを語りつつ、西洋音楽一辺倒だった戦後日本の文化に風穴をあけた小泉。その早すぎる死から三十年余り、今なお…
ゴスペルやソウルミュージック、ジャズやカントリー、ロック、クラシックなど多様な音楽ジャンルの要素を吸収してきたアメリカンポップス。 テレビ・ラジオ、映画など様々なメディアを通して、人々を魅了してきたポップソングを新進気鋭…
観世小次郎信光の能「胡蝶」を題材に、現在と過去、現実と夢が重なる幻想的な世界を演劇と能による舞台作品として制作しました。 決して出会うことのない蝶と梅花。 早春の京、一条大宮の夕方から明け方までの物語です。 第一部は、マ…
エンヤ、U2、リヴァーダンス等、音楽を始め文化の宝庫であるアイルランド。 スコットランド、ブルターニュ等と共にケルトという名前で括られる独特の世界は、古い形を残しながら今なお多くの人々を魅了しています。今回は、映画『タイ…
皆さんにとって、ミャンマーはどんな国でしょうか?同じアジアにあるから近いような気がするけれど、ちょっと神秘のヴェールに包まれた遠い国かもしれません。ミャンマーといえば昔のビルマ。ビルマといえば、「ビルマの竪琴」を連想する…
人にとって最も恐ろしいのは死ではなく、奴隷として生きる事です。そんな想像を絶する抑圧と絶望の中に、人の心を生かしてきた音楽があります。アメリカの奴隷であった黒人達が歌った、黒人霊歌。それはやがてブルースとゴスペルへ、そし…
ガムランはインドネシアのジャワやバリで盛んな合奏音楽です。青銅の打楽器を中心に太鼓や笛、弦楽器なども加わります。ジャワでは王宮儀式を中心に、バリでは村々の祭礼として行なわれてきました。 今回演奏されるのはジャワのガムラン…
イラン・クルド族の住むケルマンシャー州サハネ市は、古代よりタンブールという楽器が宗教的な場において用いられてきました。タンブールは、その原型が約6000年前の壁画にも描かれ、すべての撥弦楽器の先祖とも言われています。古く…
「インドの音楽」と言われて、みなさんはどんなイメージを抱かれるでしょうか。カレー屋さんでかかっている、キンキンした女性ヴォーカルでしょうか?ターバンを巻いた男性とサリーを着た女性が、ウインクしながら腰をくねらせるダンスの…
2010 年~ 2011 年に建国200 周年を迎える南米のチリとウルグアイには、その歴史を映し出すような音楽が存在します。 それがチリのフォルクローレ(Folkrore)とヌエヴァ・カンシオン(Nueva Cancio…