文化講座 『ドイツの詩と音楽』
ドイツ語圏の詩と音楽をめぐる小さな旅をしてみませんか。
この講座では、話ばかりでなく、生演奏、録音、朗読などをまじえ、
立体的に楽しんでいただきます。
各講座とも、午後2 時から休憩を挟んで2時間程度の予定です。
公演情報
日時:
[全3回シリーズ]
第1回:2011年9月3日(土) 14:00-16:00
第2回:2011年9月24日(日) 14:00-16:00
第3回:2011年10月1日(日) 14:00-16:00
会場:東京藝術大学千住キャンパス スタジオA
講師: 手嶋直彦、満留伸一郎、舩木篤也 (各氏ともドイツ文学者、東京藝術大学音楽学部非常勤講師)
コーディネート:檜山哲彦(東京藝術大学音楽学部教授)
定員:60名程度(申込多数の場合は抽選)
対象: 足立区在住・在勤・在学の方
*全3回参加できる方。
お申し込み情報
往復ハガキに①住所、②氏名、③年齢、④電話番号、④「ドイツの詩と音楽希望」を明記の上、郵送してください。
往復ハガキの書き方
申し込み期限:2011年08月09日(火) 必着 ※受付終了しました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
郵送先:
〒120-0034 東京都足立区千住1-25-1 東京藝術大学アートリエゾンセンター
第1回 9月3日(土) 14:00-16:00
芸術歌曲と民衆の歌
~ ミニョンからリリー・マルレーンまで ~
「リート」といえば、ただちにシューベルト、シューマンなといった名前が思い浮かびますが、「リート」とはドイツ語で「歌」の意味。芸術歌曲ばかりでなく、広い意味での「ドイツの歌」の世界を味わっていただきます。みなさんの耳になじみのある歌をたくさんまじえながら。
歌: 杣友惠子(東京藝術大学大学院修士課程)
原 千裕(東京藝術大学大学院修士課程)
ピアノ:東井美佳(東京藝術大学音楽学部非常勤講師)
第2回 9月24日(土) 14:00-16:00
子守唄あれこれ
~ モーツァルトからリヒャルト・シュトラウスまで ~
芸術歌曲における「子守唄」を、モーツァルトからシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ヴォルフへとたどって行きます。ベルクの「マリーの子守唄」、シュトラウスの「眠りにつくとき」など、ふつうの意味での「子守唄」とは肌合いの違うものもまじえながら。
歌: 井口 達(東京藝術大学大学院修士課程)
安齋里江(東京藝術大学大学院修士課程)
ピアノ:東井美佳(東京藝術大学音楽学部非常勤講師)
第3回 10月1日(土) 14:00-16:00
〈菩提樹〉と〈やすらぎ〉
~ 菩提樹の音楽史 ~
ドイツで夏の到来を告げる樹といえば、菩提樹。甘い香りの花をつける菩提樹には、どこかやさしいイメージがありますが、それだけではなさそうです。シューベルト、マーラーなどの作品から見えてくる心象風景とはなにか。バッハ、ワーグナー、ブラームスの作品にも触れながら、菩提樹の謎解きをしてまいります。
歌: 谷地畝晶子(東京藝術大学大学院博士課程)
深瀬 廉(東京藝術大学大学院修士課程)
ピアノ:東井美佳(東京藝術大学音楽学部非常勤講師)
出演者情報
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手嶋 直彦 / 東京藝術大学音楽学部非常勤講師
1969 年生まれ。東京大学大学院ドイツ語ドイツ文学専攻修士課程修了。専門はドイツ中世文学。論文に、「トーマス・マン『選ばれし人』からハルトマン・フォン・アウエ『グレゴリウス』へ」など。
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満留伸一郎 / 東京藝術大学音楽学部非常勤講師
1973 年生まれ。東京大学大学院ドイツ文学専攻博士課程単位取得満期退学。専門は20世紀前半のドイツ文学・文化。訳書に、『不鮮明の歴史』『芸術とむきあう方法』(ともに、(株)ブリュッケ刊)がある。
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舩木 篤也 / 東京藝術大学音楽学部非常勤講師・音楽評論
1967 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。「読売新聞」で音楽評を、NHK-FM ほかで解説を担当。共著に『魅惑のオペラ・特別版:ニーベルングの指輪』(全4 巻、小学館)、共訳著に『アドルノ 音楽・メディア論』(平凡社)など。
お問い合わせ
東京藝術大学アートリエゾンセンター
電話:050-5525-2744、2727(平日10:30ー17:00)
FAX:03-5284-1578
※8月12日(金)~8月16日(火)は、夏季休業のためスタッフ不在