アウトリーチ・コンサート「金管五重奏コンサート」を開催しました。

9月8日(土)足立区生物園

「あだちの隅々まで藝大の音楽を♪」を目的に開催している東京藝術大学アウトリーチ・コンサート。今年度第1回目を足立区生物園で開催しました。たくさんの生きものたちに囲まれた中でのコンサートで、演奏中に頭上をリスが駆け抜ける、という光景も見られました。出演者は、昨年11月の大好評だったコンサートに引き続き、こぱんだウインズ※です。

最初の曲は、金管五重奏「ウエスタン・ファンファーレ」。

トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバの音色が高らかにコンサートの幕開けを告げると、クラシックでお馴染みの「水上の音楽」「カルメン」の演奏が続きました。 同日園内で開催されたイベント「虫の音ナイト」の“虫”にかけて、「てんとう虫のサンバ」が盛り込まれ、「オー・シャンゼリゼ」では、思わずステップを踏みたくなるような、金管楽器ならではの溌剌とした音色が会場に響き渡りました。終盤の「亜麻色の髪の乙女」では優しい、しっとりした調べが来場者を魅了。金管楽器の魅力をまんべんなくお楽しみいただけるコンサートになりました。 ご来場者からは、「楽しかった」「以前吹奏楽をやっていたので懐かしかった」といった声が多数寄せられ、「子供が身体を揺らしながら聴いていた」「これから音楽に触れさせていきたい」といううれしいご感想もいただきました。

夏の最後を飾った金管五重奏コンサート。ご来場者の皆様が、響きの中に音楽との関わりを発見いただける、一つの機会になっていたらと願います。

※ぱんだウインドオーケストラ 吹奏楽へのアツイ思いを原動力に2011年、東京・上野の東京藝術大学入学生を中心に結成。楽団名は時を同じくして上野にやってきた二頭の“パンダ”に由来。メンバーは、2015年の大学卒業後も続々と国内外のコンクールで入賞を果たしているほか、プロの演奏家として各方面で活躍中。まさに次世代を担う管打楽器プレイヤーがそろう新進気鋭の吹奏楽団です。

演奏中にリスの行進!?

演奏者と客席の上にリスの通り道がありました

金管楽器の紹介

演奏者が耳馴染みのある曲を披露しながら、楽器紹介。お子様が釘付けになっていらっしゃいます