アウトリーチ・コンサート「弦楽四重奏コンサート」を開催しました。
7月28日(日)東和地域学習センター
「弦楽四重奏」と言うと、どのような編成を思い浮かべますか?西洋音楽では、定番の編成ですが、意外にご存知の方は少ないのではないでしょうか。実は、ヴァイオリンが2人、ヴィオラ、チェロの3つの楽器の、4人から成り立っています。
今回、アウトリーチ・コンサートで初めて弦楽四重奏のコンサートを開催しました。弦楽四重奏曲を多く作曲したハイドンから、ボロディン、そしてドビュッシーまで、弦楽四重奏の変遷を追いますので、「弦楽四重奏曲が初めて」という方には、うってつけのコンサートです。
演奏者は、器楽科の学部2年生を中心とした、このコンサートのために集まった女性メンバーです。ドレスで4人が演奏しているととても華やか!弦の美しい響きと相まって、レクリエーションホールが、一瞬でクラシックのコンサートホールの空間に様変わりしました。
今回、弦楽四重奏に、特別にクラリネットをゲストに招いて、ウェーバーのクラリネット五重奏も披露しました。弦の響きに、伸びやかな管の音色が加わると、また新鮮に感じることができます。
弦楽四重奏の曲の間には、楽器それぞれを知っていただきたいと、バルトークのヴァイオリン二重奏曲(ヴァイオリン)、バッハの無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ、チェロ)、カヴァリーニの30の奇想曲(クラリネット)など、楽器それぞれのソロ曲を演奏しました。さらに、演奏者への個別インタビューをして、楽器や作品の紹介をしてもらいました。
とても聴き応えのある内容で、アンケートでも「弦楽四重奏たっぷりと心ゆくまで楽しませていただきありがとうございました。あっという間に1時間が経ちました。」という声をいただきました。